あおすすき

書きたいことしか書かない

金の国水の国

金の国水の国の感想です。


先日3回目の入国を果たしたのでそろそろ纏めようと思い立ちました。

(これを書き終わる前に4回目入ったことを追記しておきます)←このあと5回目行きましたどんだけ

 


注意

・映画の前に原作を読んだ新規

・思いつくまま書き殴りなので感想がストーリー順に沿っていません

・小説、漫画履修してから2回目以降を観ているので、全部まとめた上で感想書いてます(深読みすぎるところや間違った認識かもなところがあります、間違いは気付いたら直します)

・ネタバレしかないです

このあたりがこうならもっと良かった、はあるけど、基本マイナス感想0のファンタジー大好き脳で書いてます

・重度のナラサラ脳なのでかなり幻覚を見てます

・声優にこだわりが無いのでその辺の抵抗感は元々ありません、全員超良かったし賀来さんはまじで天才だから他にも是非お声のお仕事を…

 

金の国水の国

もう意味わからないくらい好きです

(語彙力を失ったオタク)

 

最初のタイトルコール前、ド好み

典型的な、出会う前の二人を白い鳥が繋いじゃう的あれな。

1回目の入国では、お、おっ、おお…(好き)ってなり、2回目からはもうあのタイミングで感極まっている自分がいる。早い。

あのサーラもありのままの素な感じがめっかわなのですが、ナランバヤルさんさぁ……

あの一瞬だけでもう、たまらん(伝わらない)

図面を描いているところとか好きしかなくない…横顔……好きだが

原作でも図面は描いてたけど後ろ姿とかしかなかったしありがとうございました

普段お調子者系男子が真面目に何かをしている横顔が三度の飯よりも好きです。


好きだが………ここ意味わからんくらい好きだが…ここの賀来さんの声もめっちゃ好き(一瞬)


この後運命の出逢いをするなんて予想もしてない二人の日常からはじまるタイトルコール…天才すぎてもはやクライマックス(早い)


夫迎え入れる支度をするサーラかわいすぎて無理。サーラ、赤似合うな。

ラストの会談の時も赤だもんね。あれもめちゃくちゃ可愛いですよね。原作に色がついた!という感じ(雰囲気やキャラデザに違和感がない)がめちゃいい。

ここの浜辺さんの声の入れ方ちょー好きです

〜〜…一度もないの、の、の、イントネーション特に好き(細かい)


小説だと、サーラは卵料理が好きっていうことも補足されているんだけど、ほっぺ持って半ゆでの卵想像してるの可愛すぎる。可愛い。

こんな可愛いサーラが父親にこんな扱いをされた上に、長年の敵国が犬送ってきたらそりゃあばあやがキレ散らかすのも無理はないよね。

そしてでかい刀が似合うなばあや、好き。


少し個人的に気になっているのは、映画の描写と小説の描写がちょっと合わないところなんですが、これは小説化するにあたり子供向けにわかりやすくするために色々細かく表現したことによって、原作や映画と一部ズレてるように感じる(違う部分もある)んですかね。


ただ子供にもわかりやすくするために心情描写がめっちゃ細かくて、映像(漫画)で受けていた印象よりも行動原理や表情の理由等々が明確なので小説もめちゃ良……

(小説は分かりやすくするためか、ずっと一人称『俺』なナランバヤルさん……!)


読んでから再入国するとめちゃくちゃ解像度上がったので未読の方ぜひ読んで欲しい。

ナランバヤルさんがサーラの食べてる時の顔が好きで仕草が上品なところがいいって思ってるの、なにそれえっ、この時点でそんなこと考えてたの…尊すぎやしないか……好きだが?


この映画好きなシーンありすぎるんですけど、出会いのシーンほんっとにいいよね。

皆さん好きだと思いますけど、オドンチメグの名前のとこでブワーーーって照れるナランバヤルさんの尊みだけでも映画代倍額払える。

あの赤面の瞬間、たまらん……

人がキュンする瞬間を観るのが大好きなオタク……ありがとうございました。

漫画もめっちゃ好きだけど、カラーがついたことによる尊さのプラス効果が想像以上にすごかった。好きだが。

ラストあたりの二人の表情もなんだけど、顔の赤らめ方にもこだわりを感じてめちゃ好きです。

出逢いシーン、曲の入れ方もいい……

星の輝きって意味の名前付けちゃうの、図書館長の息子感溢れててそれも好き、ロマンチストーー!好き。

冒頭からずっと好きって言ってる、いや、ほんとに好きだが。


ナランバヤルさん、何もかも好きすぎて地元で相手がいなかったの奇跡では……

仕事がなくて稼ぎがないからとはいえ……

寡黙じゃ無いからってのもあるとはいえ……(めっちゃ喋るもんな)

もったいな…でもそのおかげで二人が出会えたんだから有難うしかない


映画だと割愛気味ですが(尺ぅ……)、ナランバヤルさんが元々アルハミトの水源がもう持たないってことをサーラと出会う前に既にわかってて、国交を開いて水路作りたい(バイカリだと仕事ないからお金になる国の事業やりたい)ってところまで考えてて、アルハミトの知識人達が追いやられていることも噂だけど知ってるからこその、城下での対ピリパッパの冷静な判断なんだという解像度が上がるから、お前……ガチ賢いじゃねえか……感に相当ニヤニヤしてしまう……。

でもその細かい設定解説を省いてもなお、ナランバヤルさんが地頭めっちゃ賢いのわかるようになってるから、映画の対ピリパッパ場面もめっぽう好き。

 

最初は本当に純粋な善意だけじゃなくてお金稼ぐため(見返りの期待)の欲が先にちゃんとあっての協力だったのもいい。

単なる素敵で綺麗なボーイミーツガールじゃない。

そして途中から絶賛サーラを幸せにしたいムーヴ起こしてるところが本当に推せる。

 

漫画でピリパッパ軍団って子供に呼ばれてるの面白いwww

なおここも割愛されてしまってましたが、窓からその様子を見ているお姉様の、ピリパッパの野郎相変わらず油っこいわね、というセリフが容赦なくて大好きwww油っこいwww


城下に入る時のBGMちょうさいっこうに好き。

ディズニーのオタkなので、BGMかかった瞬間、アラビだ…っってなる。

あの瞬間気持ちがアラビアンコーストに飛ぶ。

作品がファンタジーなのもあって、BGMはちょいちょいD国っぽくて、それもこんなにハマってる理由かもしれないな。

あと、そもそもエバ氏好きだからな……


観ればみるほどバイカリとアルハミト、めっちゃロストリバーデルタとアラビアンコーストすぎて(Dヲタにしか伝わらない日本語)、サーラがバイカリに入る時、シーでアラビアンコーストからロストリバーデルタに入る時と同じ気持ちになる。

でずにー詳しくない方にお伝えいたしますと、シー奥地にあるロストリバーデルタは河を中心に村があって、考古学者がいて、熱帯雨林。緑が一番多いテーマポート。

で、お隣がアラビアンコースト。

イカリは熱帯ではないかもだけど、雨多いようだし、バイカリはロストリバーデルタみたいな感じだと思うことにした。

これで次にシーに行く時はセルフ金水妄想が滾る!!(やめて)


アルハミト城下での寄せ木細工の描き込みとか、王様の謁見部屋の壁とか床とか凄すぎて感動したんだけど、凄いですよね(語彙力……)。

わたし幼少期から寄木細工が大好きなので余計見てしまうのだけど、あんなにアニメで忠実に再現できるんだ……。

CG技術の進歩的なものもあるのでしょうが、メイキング動画拝見した感じだと最初はアナログの描き込みだったので、あれも描いてるんだろうな。

絨毯も食器も手描きしてからやってるって公式HPにも書いてあるしな。

凄すぎ…

レオポルディーネお姉様のお茶会部屋もすごい。

部屋入る前にサーラのヒジャブっぽい布(ナランバヤルさん曰く、いつも頭にかぶってるやつ)の花柄もすごいよね。

普通映画化したら、原作でどんなに柄入ってる衣装でも単色にして楽しちゃうイメージあるのに、原作リスペクトでめっちゃ細く花柄入れてあんの。なんなら原作漫画より細かい花柄でめちゃくちゃ可愛かった。サーラはピンクも似合うな。可愛いな……。

ナランバヤルさんの1人壁ドン大好きなので、ここみせてもらえてよかったwww


あらゆる所にスタッフの妥協しないこだわり感がすごくて推せます。

創る側が原作を好きでリスペクトしているのがわかる作品作りは最高でしかない。

でもめちゃくちゃ大変でしたよねおそらく……

その分たくさん観に行きたくて、頑張って5回観ちゃいました……地元でもう少しやってくれていたらやっている間だけ観たいけど……ぐぅ

(2/23あたりに地元周りは終わってしまった)


お姉様の部屋に入る時の、なんか上でくるくる回ってる金色のやつ(知識がないので名前がわからない)、やけにリアルで細かくて狂気すら感じる。そこからゆっくり部屋の全体を映していく描写も好きで、壁面も柄が細かすぎて思わず目をかっ開いてしまう。

焼き付けなければいけない義務がある……あの壁面やステンドグラスの描き込みの素晴らしさ……芸術鑑賞……


ナランバヤルさんが時計を直すシーン、すっごい好きですドキドキする。

なぜか?

私は懐中時計をいじる男が軒並み好きだからです。

みなまで言うな……。


ここのナラン父の結婚観の話もいいですよね。


君たち、その大切な人はもう隣にいるのよ……って知っているからニヤニヤが止まらない。


小説ではナランバヤルさんが差し出したビスケットはサーラが特に美味しいと思ったビスケットだったって書いてあって、ナランバヤルさんがそれを自分にくれたのが嬉しくて胸がいっぱいになったとか書かれてるんですよ、もうあまりの尊さに膝から崩れ落ちざるを得ない。

結婚して。してる。嘘だけど。

この時点ですでに、サーラがそういう人(最後の1つを食べない)だとわかっていて差し出すナランバヤルさんもスパダリすぎてだめ。好きすぎる。

(ただ映画も漫画も差し出されたビスケットはサーラ側の皿には乗ってないんだよなーってなって小説の描写と合わないなとは思ってたんだけど、改めて原作を読んだら、サーラが『こっちはしっかりお酒がきいてますわ』って美味しそうにビスケット食べてるコマがあって(ライララさんが差し出してたのか)、あっ、これ……漫画のこれか!?となった……映画だとライララさんが差し出してたとこもないし、細かい描写もセリフもないからここまではわからないけど、履修してからは心の目で観た。幻覚は全てを救う)


ナランバヤルさんがサーラにときめく瞬間は出逢いのところと、おかえりお待ちズキューンシーンなのは分かりやすく描かれているけど(可愛い)、そのキュンが完全に恋になったのは橋のとこだったんじゃないかなぁと思っている。


漫画と小説両方読んで2回目観た時に、この結婚観の話がサラディーンとの話の中の、親父が生きてるうちに食事に困らない世の中にならないかな→お嬢さんが生きているうちにアルハミトを水に困らない国にしたい、っていうのが増えて結婚観の話に繋がるなって思えてから強めの幻覚見てしまって、もう、あーーーーーーーーーーー…!ってなる。

もちろん父(家族)への気持ちもずっと持ち続けている中でなんだけど、その上で、橋のシーンに至るまでの間には、もうすでに家族と同等かそれ以上にサーラのことが大事になってるってことなんだよなーーーー尊さの供給過多で息ができない尊さの終着駅is何処

 

大事なこと言う時は『俺』になるナランバヤルさんも好きです。前述の通り小説だとずっと一人称『俺』だけど、原作と映画は分けてるから意味があるんだという幻覚をかなり強めに見てる。

水路を作りたい話をサーラに伝える時は『俺』なんよ……好き……

特に意味は無いかもしれないのでこれは幻覚です。


満月橋のシーンは小説がかなり明確な別れとして書かれていて、サーラではなく水路(難しい道)を選ぶように伝えたということと、族長との対決報酬=貸し借りなしというサーラの意思なんだと判断したナランバヤルさん、サーラからの、水路が見えるのを楽しみにしてるの言葉を完全に別れの申し出だと思ってるんですよ……


映画だけ観てると、どちらかというとここから2人のはじまりみたいな印象も持てるのだけど、始まりだけど、別れなんだよなここは…サーラは朝起きた時一瞬しか映らないけど泣いてるし、ナランバヤルさんの服見た時の切なげな表情……いやここ映画の描写の中でTOP10で好きなところだった……、確かにこれは……もう会えない前提の顔……ぐぅ……ナランバヤルさんがサーラの未来を守りたくてした決意がサーラとの別れに……ぐぅ……お互いが恋を自覚したあの瞬間が……始まりの終わり……終わりの始まり……

お互いを守りたいが為に真実を言わないで来た故のすれ違い……


いつでも難しいほうの道を選んでください……


ぐぅ


サーラとしては、バイカリに来た時には既に好きになってしまってた(自覚なし)ナランバヤルさんが妻帯者なことを知って、それでも彼の気持ちや尊厳を守ることで、ずっと続けばいいのにと願った昨日ごと守りたくて、ナランバヤルさんをバカにしてきた族長の喧嘩買ったんだけど、勝負中もネチネチとサーラは酷いこと言われていた模様で(※小説の一文)、最初からない自信を更に無くしてメンタル潰されたところで、ナランバヤルさんの事が好きな自分を自覚したのと、実際にはいない美しい妻に嫉妬して、なんで自分が本当のナランバヤルの妻じゃないんだろうって思って(※小説一文)そんな自分がみっともなくて仕方ないって思って橋の上で会った時に気持ちが決壊しちゃうんだよな……サーラ……(クソデカ感情)


橋時点は多分、恋に落ちてはいてもまだ気持ちに明確な名前が付いてなくて無自覚と思われるナランバヤルさんだけど、サーラが泣いてるの見て一切の躊躇いなく駆け寄って抱きしめてくるのほんとーーに……いい男すぎる……こういう男が今全世界に必要とされている……


あと、この瞬間に、サーラの為に水路をって気持ちが明確になったんじゃないかなという幻覚を見ている……この時にはもう物資を自国に入りやすくしたい(父親の生きているうちに……)のほうが後付けになってるんだよ……ヒュゥ……


いくら優しくても泣いてたら誰でも抱きしめるわけじゃないじゃん…サーラだからすぐに抱きしめにいって大丈夫ですよって言ってくれてるのわかるから、まじもう私の中のあらゆるメーターが振り切れてしまう。尊さのメーターはもうとっくに壊れました。

でもサーラはナランバヤルさんには美しい妻がいる(妻帯者)と思っているから、叶わない想いは捨てなければってなって、今は自分を選ぶな、難しい道を選べ、になるんだよな……サーラ……サーラ……好き……


ナランバヤルさんが、アルハミトからきた自分の嫁も猫だったことをすぐ言えば良くない?って思わなくもないしそういう感想も分からなくは無いのだが、まぁそうしたらこの話は秒で終わるしファンタジーだからそれは言わないでほしいw


ここからはスーパー深読みタイムなので、そこまで考えとらんよ!と言われるような気もしますが、犬の代役頼まれた時点でお互いのトップがやらかしたことに気付いているのはナランバヤルさんだけなので、サーラと同じく戦争にはならないで欲しい(自分の国負けるって分かってるし)気持ちがあって、かつ、もしそれをサーラに言ったところで、サーラの気持ちを自分に向けたいと言う気持ちは冒頭~中盤時点ではないし、その後もんなこと望んではいないし、橋時点では自分の気持ちも多分自覚ないから、敢えて火種になりそうなことは言う必要がないって判断してるんだと思う。


なによりサーラがお茶会でお姉様たちに父親はそんな愚かじゃない、って言い切ったのをみているから、一番はサーラの心を守るために言わなかったんだろうなぁ……いや……愚かなんだよ貴女の父は……愚かなんだが革命的にGJなんだよ……ありがとうございました


でも、自分の父親と会った時にはさすがにバレたのだろうと思って、『親父から聞いてますよね?』って話すところは、なんというか、すれ違いの愛おしさを余すことなく感じる……好きな女に自分が妻帯者だと思われてると思ってたらあんなプロポーズ(違う)しないもんね……

このあたりを、結婚後に2人で思い出しながらお互いガチ照れしていて欲しい……(幻覚)


小説だと、お姉様達にバイカリの話を聞かせろと呼び出された時点のサーラ、ナランバヤルさんはこの後左大臣の屋敷で世話する(公共事業的な意味で)からサーラの屋敷にはしばらく帰らないって内容でサラディーン氏直々の手紙を受け取った後で、だからサーラももうナランバヤルさんとは会えない(バイカリにいる妻問題もあるし)って思ってて、いや小説の2人しんどすぎるんだが何…………となった。


漫画映画は、一旦2~3日は帰れないくらいのノリしかないのに、小説だけ国の重要人物になったから家には帰れんみたいな重さでめちゃくちゃビビったわ……

水路作るのは早くて50年かかるし、その間仕事の拠点が左大臣の屋敷になるなら、たまには自宅に帰るとなってもサーラの家行き来する理由がない(妻がいるバイカリの家に帰ればいい)ことをサーラは分かっているからな……ナランバヤルさんもサーラにはもう頼れないって思っているから、すれ違う……つ、つらい

 

この時のサーラの顔、辛い心情なんだけどめちゃくちゃ可愛いんだよな……恋しちゃってんだよな……めちゃくちゃ好きなんだよな……ナランバヤルさんのこと好きだよな……わかるよ……


映画漫画でもこのくだり(手紙)はあった前提なんだろうか……そんな感じはしないからあれは小説だけで子供に理解を深めさせるために加えられた新設定なんだろうか…それにしてはシビアな…ぐぅ…………


まぁ仕事とはいえずっと左大臣の屋敷にいる小説設定だと、どっかでいやお前婿じゃないの?ってバレるじゃんと思ったのだが、そういやそもそもサラディーン氏とレオお姉様には偽の夫婦とバレてるんだった……(サラディーンには元々バレてる上に猫の花嫁ってワードも出してたもんな)。

だから別にナランバヤルさんが両国の平和の為に働いてくれるのなら、そこは王様にさえ隠しておけば問題なしだったんだな。


ただこのくだりがある前提で漫画映画みると、隠し通路シーンの、『お嬢さんはもう二度と置いていかない』が、より一層スーパーミラクルガチプロポーズすぎて天を仰ぐほか無くて強めの幻覚をみてしまう……

ナランバヤルさん的には橋の時に別れを理解していたけど、既に数日でサーラの事ばかり考えていて、このままだと橋が完成する50年~先までずっとサーラの手を離したことを抱え続けるだろうから、もう二度と置いていかないと決めた(※小説参照)って思ってるんだけど……それもう……かなり……好きじゃん……結婚……しろ……


にも関わらず、猫=妻をバラした時のサーラの反応をみてガチ照れして気持ち確認してるの本当になに……?(SUKI)

私(サーラ)はさっき都合よく受け取ったが……?もうずっと好きだが……?←

いや猫=妻バレてると思ってたからこその、あのプロポーズか……そうか……くそ……てぇてぇ……


しかし実際サーラ自身はあの時どんな心情なんだ……まだナランバヤルさんには美しい妻がいると思ってるのに妻帯者にガチプロポーズ寄りのこと言われて手を取るところ、シーンとしてはめちゃくちゃ好きだけど、サーラの心情は……アルハミトは普通に愛人いる感覚だからもうそういうのでいいみたいな……ことなのか……それとも、もうどうしようもなく好き……って感じなのか……後者かな……後者だと私は幸せだが……でもサーラ自分は一番にはなれないんだって深層心理的には思っていそうだから……


隠し通路で抱き合うシーン、漫画でも小説でも見られないその瞬間を尺とって見せてくれたのほんとーーに最高……

サーラが手を伸ばしてるのだけでグッときてしまう……ここ、お互いの手だけコマ割りしてくれたの天才ですか?ありがとうございました。

私は人間の手が好きです。

抱き合う前の手を伸ばし合う描写はもっと好きです。

身長差結構あるのも好き…………上からガバッといく感じ……サーラ小さい……可愛い……


映画でしか見えなかったサーラを抱きしめてるナランバヤルさんの表情、好きすぎて、ここでも私は強めの幻覚見てしまって天を仰ぐ。

いや幻覚じゃない、ここは幻覚じゃない現実……

ありがとうございました……


夕暮れ時の綺麗で暖かくて、柔らかな光で抱き合う2人尊すぎて、あの瞬間の私が世界で一番幸せな人類。


ありがとうございました……好きです……結婚した……


隠し通路に関しては、原作だとボロボロで長さもバラバラだから、2人で一緒に行ったら確かに落ちそうってなるのでサーラがナランバヤルさんだけ行ってって言うのが葛藤としてわかりやすいんだけど、映画は盛り上がりの為か仕掛けがカッコよくなってて勢いがあるし、幅も揃っててそこまでボロボロに脆い印象は受けないので、2人でも行けるだろと思う人が多いのは確かにある。


なんだけど、私が小説でやべぇと思ったナランバヤルさんポイントは、2人は行けても王様が追いかけて来たらダメかも、で、王様が落ちたら国際問題でやっぱり戦争になるしダメだろ……!?(王が敵国の婿要因で隠し通路から落ちて死んだら大問題だし、サーラが傷つく)って考えた上で自分が先にクインパレスに行けたとしてもそれはダメだ……って考えてるところなんだよ……この追い詰められた状況で……いやまじ……すご……この状況でそんな頭回らんが……


映画と原作だと、流石にシンプルに、ここで逃げ切っても国のTOPの考えが変わらなければいつかまた戦争に、という根拠なので、わかりやすいし原作通りでよかった。

まぁあの場面で賀来さんをあれ以上喋らせられないよねwwwwwww

むしろ小説準拠レベルでナランバヤルさんがここで考えてる内容説明されてたら、360度範囲の配慮が凄すぎていろんなメーター振り切れて私が召したと思うので良かったです…

 

神谷氏が演じるムーンライト=サラディーン良すぎてびっくりする。

自己紹介の時の間伸びした言い方がめっちゃイメージしてた通りで……

ムーンライト=サラディーンでーす(棒)と、ピリパッパです♪の言い方が特にいいですよね


レオポルディーネお姉様にとって、100人近くいる妹達のうちの一人にすぎないサーラが、バイカリの婿をもらったことで、国を救いたいお姉様の興味の対象の範囲内になった。

でもサーラが婿のために初めて怒りを見せたことと、国に残る方が幸せと発言したことで、サーラ自身もお姉様にとってただの興味の対象から、国を守るために信頼しうる対象となった(サーラも自分と同じようにアルハミトを愛している)んだろうなとぼんやり解釈している。

レオポルディーネお姉様めちゃくちゃ目で語る系で素敵。

最初出てきた時は本妻の子供と妾の子供問題を彷彿とさせるようなご登場なのに、回想からの『私が守らねば…』で、全世界の今推せる王女は貴女だ……になる。わかる。


第二王女も第三王女もサーラが怒るの見るまではめちゃくちゃ侮ってたっていうか、軽く見てたっていうか(漫画のお姉様達の、あのサーラの夫よ、のくだりから推察)、感情見えにくいけど(まぁそもそもサブだけど)でもあの、感情を見せなかった妹が誰かの為に怒れるのだと知った時の驚きと嬉しさみたいなものが垣間見えるシーン一瞬だけどとても好きなんだよな。


そもそも第一王女に直接お呼ばれなんてそうそうないんだろうから(特大免罪符)、妹一人一人の性格や考えを知るような機会もないのか……。

他の大量にいる王女との関係性はわからないけど、たまに王女の集まるパーティー的なものはあったりするんだろうか。

原作では少なくとも48人クイーンパレスに住んでるっぽかったけどw(流石にネタ感ありすぎて割愛されたQP48)

そして多分話がややこしくなるからだろうけど、一切でてこない王子勢気になる。

王子じゃなくて王女側に権力傾いてそうなところ、詳細解説はないけど、結構世界観的には不思議で気になるよね。多分そこまでの設定はないのだろう……。ファンタジーだからな。

しかし王様頑張りすぎだよね、流石にね。

多すぎだよ愛人がw


唯一こうならよかったなのポイントは、水路の設計図を手に入れた経緯がマルッと割愛されたことかな。

映画だけだとナランバヤルさんが水路を引く発想になったきっかけが不明なままで、なんで急に設計図出てくるん、となるよね。

原作だと、冒頭で建築士仲間?が北の滅亡国家の水路の設計図を手に入れて、それを貸してくれっていうところから繋がるんだけども。小説だとさらにいろいろ書いてあって、バイカリからアルハミトに長い水路をひくための技術が現代ではないこととか(だから、アルハミト側は砂漠化しているのかなとも解釈できた)、それをその設計図が可能にしていることとか、1000年前のその設計図を解読するための古代文字をナランバヤルさんが読めることだとか、だからこそ借りたその古代の図面を一夜で解読できて、その情報頭に入れた状態でサーラに出逢っている、とかいう超重要情報がが書いてある。ちょっと待ってほしい、なんだそれは、控えめにいって天才では?


このあたりをあえてぼかすことで原作への興味を引いたのかな……でもちょっとだけでも経緯がないと映画しか見てない人はあのあたり結構唐突だよね。

長い水路を作ることを提案できるのはそもそも北の技術の知識をナランバヤルさんが得たからであって、だからこそ北出身のサラディーン氏にも話を持ちかけやすいという判断に至ったというのもある。

そこが曖昧なことで、説明不足感や水路の話が唐突に思えてしまう人がいるのはちょっともったいなかった気はする。

まあ、作品の尊さの前では全て気にならないんだけども(思考の放棄)、女性向け漫画にありがちなご都合だと片付けられないようにするためには一言だけでもあればもっとわかりやすかったのでは……他にもモノローグとか説明も多いから省かれちゃったのかな。

わんちゃん、映画は冒頭で描いてる図面がそれで、いつかを思って描き溜めていた設定があるならそれはそれで…良き…なんかとにかく色々知りたいので設定集が欲しい……


特に、技術が足りなくて長い水路が作れずアルハミト側にまで水が届かない、というくだりは、2回目の鑑賞後、私の前を歩いていた現実的な青年たちに伝えたい。

確かに壁1つであんなにも植物だの環境だのの生態が変わるのはおかしいと思う!でもこの理由があればまだファンタジーとしてまだ幾ばくかの理解は得られるかもしれない!!(クソデカ声)

あと、壁付近は草花もあってサーラのお気に入りの場所として描かれていたから、あの辺まではバイカリの水源が届いているという示唆なのかな。

まぁ、私理系じゃないし生物化学も地質学も履修しておらず詳しいことはわからん……

まぁファンタジーで細やかな知識を持ち込みすぎるのも無粋であろう……ファンタジーはファンタジーとして楽しんだ方がいいのだ……


王様とピリパッパのシーン、あそこだけ綺麗な水に囲まれていて、水の配分が偏っていること=権力というのが分かりやすい描写ですよね。


イカリの婿殺して戦争しようぜっていう汚い話をしながらも、ピンクの睡蓮の花言葉→信頼、西洋の花言葉→清らかな心、を見せる事での対比もあったのかな。

汚い話をしているけど、ピリパッパは王の事を一番に思っているし、王もピリパッパを信頼していて、これか戦争するか否かと話をしながらも50年前の戦争が間違っていたかを問う。

いや多分深読みなんで、もっと素直にざっくり観た方がいいのかもしれませんが……深読みオタクなのですみません

最初蓮かなと思ったけど蓮は綺麗な水より汚い水で花がでかくなるし、よく見たら浮いてるから睡蓮で合ってるよね…?


冒頭からクズと評されまくる王様、ほんとーーにクズで汚れきっている心なら、戦争が間違っていたんじゃないか、なんてきっと考えないだろうと思う。あと、名前に重圧感じて頭痛酷くなるあたり、王様、繊細で心綺麗だよね。

そうじゃなきゃいくらなんでも隠し通路で一介の市民(しかも敵国)なナランバヤルさんに説き伏せられただけで国交拓くわ……ってならんと思う……元々心のどこかで戦争ではない道(難しい道)を選びたくて、悩んで悩んでの頭痛だったのなら、王様も愛おしいわ。


愛人は多すぎだが、まぁ、王族は暗殺とかもあるし子供はたくさん作るのが当たり前か。

あんなにズラっと歴代王の肖像画並べてるんだし、君主制だよねアルハミト。


このピリパッパと王様の会話は、今正に戦争が起きている中で聞くと重い気持ちになりますよね。

戦争したがる人って世界に絶対いる、けど、その本人達は自分や自分の家族は絶対に死なないところにいる。早く平和になって欲しいよね。月並みなことしか言えないのは悔しいけど本当にそう思います。戦争は誰も幸せにしない。


妻達が存命なのかはわからんけど、今後は妻や娘ともう少し歩み寄っていけるといいね……(小説だとサーラの母親は行方知れずとか書いてあったの割とリアル)


父上、会談の時にお姉様たちじゃなくて敢えてサーラ傍らに置いてるの可愛い。

貴方もこの夫婦を気に入ったんだな………わかるよ……(何目線)

ここでナランバヤルさんが最後ちらっとお茶目に片目開けることに3回目くらいで気付きました。

す、好きーーー!!!


バウラさん

完全にモブ位置で出てくるから、ラストにかけてあんなに婿の為に頑張ってくれるキャラだってわかると、初見はびっくりするよね……w

でも自分の所属や立場に関わらず、国の為に何を選ぶべきかを考えることができる志…めっちゃイイ……

EDで美人妻と歩いてるのを見て、解釈の一致……!ってなってしまった。

アルハミトの女は男を見る目がある……

原作ではサーラがバイカリと通じている内通者だっていう展開はないので、バウラさんとライララさんが夫婦の身代わりで逃げる描写はないんだけど(バウラさんは婿の身代わりにはなる)、顔そこそこ割れているはずの場内で堂々と煽ってるのなかなか強くてほんと好きですwww


ライララさん

めちゃくちゃ人気ありますけど、わかりみしかない。

レオポルディーネ様付き(?)暗殺者だから、彼女の守りたい国を綺麗だと言った時点でナランバヤルさんへの信頼は充分だったんだろうな。エレベーター(動く箱)での、(´∀`)の目可愛いよね……。

隠れライララも可愛かったな……。

この世界漫画でも小説でもキャラクターの年齢が不明だから、ライララさんが一体どのくらいのお歳なのか……少し気になる……

 

いやでもそれよりもサーラとナランバヤルさんの年齢差というか年齢設定が気になるわたし……ナランバヤルさん、お嬢さんって冒頭から言うくらいだから20代半ばくらいなのかなと思ったけど、サーラ末娘だし20前かなと考えたら20代前半くらいなのかな……歳の差気になりすぎる……4~5回目の鑑賞で、いやもっと歳上かもって気もしてきました。つまり、なんもわからねえ……

どこかに設定が載っているのなら、ご存知の方、教えてください……古今東西本には特になにも無かったし小説にも書いてないので、作者様的にももう考えるな感じろ、なのかもしれない……

 

イカリの話

サーラがバイカリに行った時にしかバイカリの様子は映らないし、ナランバヤルさんの故郷は国境境の村(戦争の被害が大きい、隣町は戦争で無くなってる)だから、多分あの村はバイカリの中でも寂れている地域なんだろうけど、都から来る族長の派手さをみると、バイカリは国内でだいぶ暮らしにも差がありそう……めちゃくちゃ花降らすじゃん……www

族長が村に来る時の派手さ、すごく好きなんだけど、村人的にはガチ迷惑だよね、わかる。

アルハミトについてもよく知らないのに勝ちに行こうとしてる族長見てると、都はそこそこ栄えているんだろうか。

てかナランバヤルさん、この国境の村から一時期は役所勤めしてたとか(漫画小説参照)、やはりかなりの有能では……でも有能だからこそ先を見通して役所はだめだわってなったんかな……そのくだり、もう少し……詳しく……


都にあるバイカリの城か川横の崖っぷちみたいなとこにあるのだけが、危なっかしくて色々勝手に心配になります。あの城に耐震性はあるのか。

いいやこれはファンタジー……

あと、族長のご趣向を理解した上でなお気になるんですが、未婚ですか???

いや未婚だよな。

イカリはあれか、共和制?ぽいので、君主制のアルハミトとは違って、子供の有無は別に関係ないってことか……な……

 

アルハミトの知識人たち

新日プロ言われすぎていて笑ってしまうwww

あんな見た目で知識もあったらそりゃ国から見たら脅威すぎるわ……ジャウハラさんが一発で警備兵ノすところ、あまりにも強くて毎回笑ってしまう、アルハミトの知識階級つよすぎる。

あと、ジャウハラさん30ヶ国語ペラペラってまじか……まじかぁ……

息子がめちゃくちゃイケメンに育ってるの良……

枯葉色って言葉の表現よき。

お仕事一緒にしてるぽくてそれも良……尊敬してるんだなジャウハラさんのこと……


私の一番好きなシーン

というか瞬間があるのですが。

これを観るためには劇場に行くしかない。

原作にない一瞬なので。


ラストの、双子姉妹が両親のところに行く時の、夫婦が微笑み合うあの一瞬と後ろ姿……。

 

尊い………………

 

これ以上は言わなくてもわかりますね……、好きです……。この一瞬から受けるあらゆる者を浄化する尊さで私は今生きている、と言っても過言ではない……

見せ方も絶妙で…………SUKI…………

よく、ラスト5分まで瞬き出来ないとかいう謳い文句の映画がよくありますけど、私には金水がこれでした。瞬きをしてあの瞬間を見逃しようものなら絶許です。


からのED………

エンドロールありがとうございます過ぎてガチ新規の私でも拝み倒しているので、当初から原作をお好きだった方の感動を思うと、頭よりも高くガッツポーズせざるを得ません……

家族……好き……

全てのコマをポストカードとか絵巻にして欲しい。言い値で買います。

雑誌の家族写真は買いました。ありがとう……かわいい……尊い……

円盤の豪華版特典等でもいいので全員手元で見返したいです。パンフありがたかった……でも小さいので……とにかく毎日あれを観ないと尊さが足りなくなるので、各位様よろしくお願いいたします……後生……

みんな大好きですが、せいやとこうし、好きなのでEDで肩組んでるのめっちゃニコニコします。

 

ラストの微笑み合う2人を見れただけでも感涙なのに、エンドロールでちゃんと顔も見せてくれて……ありがたい……めっちゃ好き……

ここが尊さの終着駅……

 


ナランバヤルさんとサーラがお互いを見る視線の尊さで、一生辛いこと乗り越えられる。


素敵な作品に出逢えて、本当に幸せです。

こんなにはまって、自分が一番驚いてます。

公開日翌日の土曜日の朝の番宣、ありがとう……

(番組名忘れたがこれを見て俄然観たくなった)

 

スペシャル版の原作漫画を1回目観た後爆速で買いましたが、カラーページ掲載最高だし、実質結婚式な2人もみれて幸せでした。

原作も小説も映画も大好きです……

 

作者様も映画に関わられた方にも、小説に関わられた方も、皆様本当にありがとうございました。


また追記したり直したりするかもしれませんが、とりあえずここまで。


読んでくださった方も、長くてすみません。

ありがとうございました!